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【社会】なんと1本500万!“Winny覗き見ソフト”驚愕のお値段



最近では不用意にWinnyやshareといったファイル共有・交換ソフトを使用し、ウイルスに感染、個人情報をバラ撒いてしまうなどの騒動が相次いでいるが、そうした事件の対策用に、このほどフォティーンフォティ技術研究所が、『WinnyReader』なるソフトを発売した。価格はなんと500万円。無論、決して安い価格ではない。

『WinnyReader』を発売したフォティーンフォティ技術研究所のサイト。(C)フォティーンフォティ技術研究所
▲『WinnyReader』を発売したフォティーンフォティ技術研究所のサイト(http://www.fourteenforty.jp/)。同社の最高技術責任者を勤めるのは、あの鵜飼裕司氏だ。/(C)フォティーンフォティ技術研究所

サイト上で配布されている資料等によると、このソフトの大きな特徴は、Winnyネットワーク上を巡回し、各ユーザーが所持しているファイルの情報や、IPアドレスなどの情報を抜き取るというもの。要はこうした情報を収集することで、例えば、企業において社員が顧客情報などを流出させた場合、プロバイダ経由でファイルの所有者に、ファイルの削除依頼を行うことができるのだという。しかし、ここまで読んで既にお気付きの方も少なくないだろうが、このソフトは大きな問題点を孕んでいる。


『Kaspersky Anti-Virus 6.0 [Vista対応版]』

販売価格4,780@Joshin web 家電とPCの大型専門店

▲Winnyユーザーの間では定番となりつつあるセキュリティソフト『カスペルスキー』。ウイルスの定義ファイルの更新が早いのが特徴で、ネット上の掲示板などでは、「某社の有名ソフトでは感知しなかったウイルスを発見できた」などといった声もしばしば耳にする。なお、PCにダウンロードしてすぐに使えるタイプのDL版もあるはコチラ(PCのみアクセス可)

まず第一に、このソフトを使えば、ファイルが流出したというケースに際して、何の罪もないはずの大多数のユーザーが、通信内容やIPアドレス、さらにはファイルの所有状況などを覗き見られてしまうという点だ。ましてや、共有という形であっても、多くのユーザーたちは、本来、不可視を前提として自身のPCの一部を公開しているわけであり、こうしたソフトが販売され、それによって自身のPCの中身が覗き見られてしまうことを想定しているわけではない。それに、仮にその事実を知っていたとしても、決して快く思えることではないだろう。このソフトは、本来秘されるべきはずの、個人の通信内容を覗き見るという、実に悪趣味極まりない性質を持っているのである。早い話、ひと頃流行ったアングラツールと同じような思想で開発・販売されていると見るべきだろう。ひょっとすると、新手の恐喝事件に悪用される危険すら、あるかもしれない。


『Winnyファイルを100%楽しむ方法』

[著]----@バウスターン/あおば出版


第二に、はたしてこのソフトがどれほどの実用性を持っているか?、という点においても、些か怪しげな雰囲気が漂っている。というのも、先述したように、ファイルが流出・拡散してしまった場合、IPアドレスやファイル情報などから所有者を割り出し、プロバイダの手を経るなどして、削除を依頼することができるとしているが、依頼されたユーザーが、必ずしもそれに従うとは限らないし、Winny以外のファイル共有ネットワークや、ストレージサービスなどで二次拡散を試みようとすれば、いとも容易いものである。ましてやこの手の流出情報は、一度拡散してしまうと、瞬く間に膨大な数のユーザーの手へと渡ってしまう傾向があることから、現実問題として、それらを1つ1つ削除してもらうのは極めて困難と言わざるを得ないだろう。


『禁断のツールWinny 2完全攻略!!』

[著]---@ダイアプレス


しかし、この手の派手なリリースが行われると、PCの知識の乏しい大企業のお偉いさん方や、予算消化のために適当な備品を購入してしまう公官庁の皆様は、得てして安易に飛びつきがちである。最初からその筋を狙ってこうしたソフトを販売したのだとしたら、なんとも“うまい商売”だ。だが、こうしたソフトに簡単に飛びつき、何の疑念も持たずに使用するのは些か考えものである。なぜなら、その行為は自らの組織を「自分たちの不始末を隠すためなら、無関係な人々の秘密を覗き見ることも辞さない団体である」という、厚顔無恥な主張をすることと同じだからである。

とはいえ、それこそ毎日のように、様々な組織から門外不出であるはずの重要なデータが流出しているのもまた事実。この際、発想を逆転させ、専用PCとセットでWinnyブースを設置し、それをスタッフに提供することで福利厚生にでも役立ててみては如何だろうか。少なくとも、この手のソフトに数百万を支払うよりは、スタッフたちに感謝されるのではないかと思われるのだが。



<社会部デスク>

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